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うきわさんのこと【後日談】 [うきわさんのおもいで]

うきわさんが帰って行ってから、もうすぐ半年が経とうとしています。
その間にやって来たうーさんやかぼちゃさんも凶暴にたくましく元気に飛び回っています。
まいにちお世話するのがちょっと大変になったりインコパンチを味わったりとRは幸せ者ですね。

うきわさんのことを飼い主さんに知らせてくれた妹のお客さん伝手に、うきわさん、いえぴーちゃんの近況が少しだけ聞こえてきました。
飼い主さんは本当に本当に嬉しかったと、お隣に住むそのお客さんにお礼にお米を持ってきてくれたり、今でも折に触れてお礼を言われるそうです。

…でも。
ぴーちゃんのお隣のお客さんはね
実はね
「ぴーちゃんが居ない間はしずかだったのよね~」と。微笑みながら言っておられたそうです。

ボタンインコ。あの体格のどこからあの声が出るんでしょうねw
ころっとちんまりした体型、まん丸な目、セキセイさんやオカメさんに比べたらものすごい比率の破壊力抜群のくちばし。

どうしてボタンインコさんをお迎えしたのか、ぴーちゃんの飼い主さんとお話がしてみたいなあなんておもいます。
ウチの子たちのポストカードでもつくって送ってみようかなあ。
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【うきわさん】
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うきわさんのこと4 [うきわさんのおもいで]

妹の職場のお客さんは、早速お隣さんに「ぴーちゃん」のことを訊ねてくれた。
「一週間ほど前に餌を替える時にでてしまって、探し回っているがみつからない」
「ぴーちゃん」の家は、妹の職場のすぐ近くの中層マンションだった。

うきわさんは、「ぴーちゃん」なんだろうか。

妹はお客さんの紹介で、「ぴーちゃん」の飼い主さんと連絡を取ってみた。
飼い主さんの言う特徴はうきわさんとほぼ一致し、翌日あらためてうきわさんを連れて会いに行くことになった。
飼い主さんは「ぴーちゃんって お話しするんですよ」と言っていたそうだ。

ウチに来てから6日たつけれど、うきわさんが「ぴーちゃん」としゃべったのは聞いたことがなかった。

聞いたことがなかったのに。
「ぴーちゃん」の飼い主さんに会いに行く前の夜、突然いつもと違う鳴き方をした。
「ぴーちゃん」と。

「ぴーちゃん」のママはご年配の奥様で、うきわさんと会う前から「ぴーちゃん」だと確信してお礼のお菓子まで用意していらしたらしい。
お話を伺うと、ベランダに出していることが多かったこと、その日、餌を取り替えようとしたのは旦那様だったこと、毎日附近を探し回っていたこと、旦那様の落胆はそれはもう酷かったこと。
「ぴーちゃん」が見つかった(かもしれない)と聞いて、会社を休んでかごを掃除しとても心待ちにしていたこと。

わかっていた。
とてもとても愛されていたことは、うきわさんをみればわかっていた。
わたしや、妹、娘よりも母や父の肩に留まりたがったこと。ほんとうに大事にされていたんだ。

こうして、うきわさんは「ぴーちゃん」にもどっていった。

仕事から帰って、空っぽのちいさなケージをみて、鼻の奥がつうんと熱くなった。

「ぴーちゃん」は運がよかったんだろう。
家から飛び出してしまって、方向を見失って帰れなくなり、そこでたまたま保護され、そして飼い主さんの所へ無事帰ることが出来た。

ある日我が家にやってきた、幸運のミドリの鳥。
うきわさんの居た一週間はRにとって、ココロを揺り動かす日々だった。

【うきわさん】

うきわさんが「ぴーちゃん」に戻ってしまってから2週間。
Rはネットで青い鳥とであう。
うーさんは、うきわさんが引き合わせてくれた。
だから名前を貰って、うーさんとなったのだ。
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【ペットショップでの写真】
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うきわさんのこと3 [うきわさんのおもいで]

うきわさんが来てから、ボタンインコのことをいろいろと調べた。
うきわさんはどうやらキエリクロボタンインコのような気がした。
お鳥の餌も、最近はペレットなんてあるらしい。
そのくらい、昔とは様子が変わっていた。

Rはボタンインコのことをほとんど知らなかったが、いろんなサイトでいろんな情報をあつめてきた。
ラヴバードと呼ばれていること、とても懐くこと、そのくせ凶暴(何)なこと。
なにより、うきわさんの存在がその愛らしさを全身でアピールしていた。何回か流血したけど。

うきわさんは、居間に置かれていた。
家族はみんな、うきわさんを気にかけ、うきわさんが何を食べたとか、どんなことをしたとか話題には事欠かなかった。

そんな中、父が妹に、職場のお客さんに鳥のことを尋ねてみろと言った。

2週間経ったら、おうちの子になったら、おおきいケージをかってあげようね。

妹のお客さんの一人が、
「そういえばとなりのピーちゃんの声が聞こえないような」

うきわさんが来てから5日目のことだった。

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【電話のあたりの占有権を主張するうきわさん】
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うきわさんのこと2 [うきわさんのおもいで]

うきわさんは妹の職場の野外コートに迷い込んできたのだという。
とても人なつこく、手に肩に止まってきて大人しく保護されたそうだ。
とりあえず鳥飼育経験のある(姉がいる)妹が預かることにして、警察にも届けを出した。

迷い鳥も遺失物扱いになるそうで、ただ生き物なので2週間持ち主が現れなかった場合、
拾い主の物になるとのことだった。

うきわさんは本当に良くなれていて、とても可愛がられていたことがうかがえた。
飼い主さんは探しているだろうなあ。

そんなことを感じながらも、うきわさんの居る日々にRはとても幸せなキモチになっていった。
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【生大福におそいかかるうきわさん】
おかしをたべさせてはいけません。
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うきわさんのこと [うきわさんのおもいで]

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【うきわさん】
9月の初めのことでした。
いつものように月初処理に追われていたその日、今日も遅くなるよーと家に電話を入れると、
同居の妹がインコを保護したとのこと。セキセイじゃないとのこと。

ええ、仕事放り投げて帰りました。

最後にインコがうちにいたのは、もう15年も前のこと。鳥かごはもう処分してありませんでしたが、そのあと数代居たハムスターのゲージがまだ取ってありました。
お客さんとしてやって来たその子は、ハムスターゲージに間に合わせの止まり木にの上、じっとこちらをみていました。

なんて鮮やかな色なんだろう。

仮でも名前がないと挨拶できません。その首の周りのきれいな黄色い毛並みから「うきわさん」と呼ぶことにしました。




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タグ:おもいで
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